他のプランと比べてどんなことが違うの?
そんな疑問を持っていませんか?
ネットワークビジネスの成功には、自分のビジネスに合った報酬プランの理解が欠かせません。
ブレイクアウェイ方式は、いっけん複雑に思えますが、「組織育成と成果の分配を両立する」ための理にかなった仕組みが特徴です。
最後まで読めば、あなたが抱える疑問が解消されるだけでなく、より自信を持ってビジネスを進めるためのヒントが得られるはずです。
この記事で分かるポイント
- ネットワークビジネスのブレイクアウェイの仕組み
- ブレイクアウェイのメリットやデメリット
- ブレイクアウェイはどのような人に向いているか
ネットワークビジネスの「ブレイクアウェイ」は歴史が深い
ブレイクアウェイの報酬プランは、ネットワークビジネス(MLM)業界においても初期の頃からある報酬プランです。
ネットワークビジネスの歴史を辿っていけば、一番最初にネットワークビジネスを展開している会社が取り入れていた可能性があります。
あのアムウェイもブレイクアウェイの報酬プランを採用している
ブレイクアウェイの報酬プランを取り入れているネットワークビジネスの会社は多くあり、老舗の会社が比較的多いように見受けられます。
ネットワークビジネス世界No.1企業のアムウェイも「ブレイクアウェイ」を取り入れています。
ブレイクアウェイを取り入れている企業は?
ブレイクアウェイを報酬プランとして取り入れている会社をいくつかご紹介します。
- アムウェイ
- ニュースキンジャパン
- フォーエバーリビングプロダクツジャパン
- 日本シャクリー
- ネイチャーケアジャパン
- ハーバーライフオブジャパン
アムウェイ、ニュースキン、フォーエバーリビングプロダクツジャパンなど、いずれも創業から数十年続いている会社がブレイクアウェイを採用しています。
また、売上ランキングにおいても上位に名を連ねる会社が多い傾向です。
では実際に、ブレイクアウェイとはどんな報酬プランなのかについて触れていきましょう。
ブレイクアウェイとはどんな報酬プランの仕組み?
ブレイクアウェイとは「代理店方式」という仕組みです。
「製品を仕入れ価格で卸し、販売価格で売る」といった、ごく一般的な卸売業と同じ仕組みですが、ネットワークビジネスにおける代理店方式では、まず自分自身で周りの人へ自社製品を紹介して顧客を獲得していきます。
さらに、代理店登録をしてくれる人を勧誘する「ビジネス活動」も行います。
自分の紹介で新たに代理店として登録した人を、自分の組織下に配置し、共にネットワークビジネスの活動をしていきます。
自分の下で代理店登録をしてくれた会員が製品を売ったり、新たに代理店登録者を勧誘していきます。
こうして組織を拡大していき、組織の会員が出した売上の金額に応じた差額が自分自身に報酬として発生します。
自分の直接紹介での登録者を増やすことで報酬に繋がるラインも増えていき、その人たちを育成していくことで縦にも横にも深く組織を伸ばすことができます。
また、自分のタイトルが上がると得られる報酬も増えていくので、組織が大きくなればなるほど報酬も増えていきます。
注意点としては、ダウンが成長して自分と同じタイトルを獲得した場合、自分の組織から独立してしまうので、その独立したダウンからの報酬が発生しなくなることです。
ブレイクアウェイの代理店方式というと「ステアステップ」という報酬プランと同様ですが、ステアステップとは大きな違いがあります。
※「ステアステップ」の報酬プランについては、以下の記事で説明しています。
ブレイクアウェイの最大の特徴は「ダウンの独立」です
ブレイクアウェイは英語で「離脱」「脱退」「切断」「分離」「独立」「逃げる」といった意味があります。
ネットワークビジネスにおけるブレイクアウェイの報酬プランはその名の通り、ダウンが組織から離脱、独立するといった仕組みです。
実際にブレイクアウェイ(独立)するのは、自分の組織下で成長し、自分と同じランクになったダウンが独立します。
もちろん自分と同じランクになったダウンですから、それだけ大きな人数やグループを持っていますが、そのグループごと、ごっそり独立してしまいます。
ここで気をつけておきたいのが、独立したダウンのグループが抜けてしまうので、抜けた分の報酬も得られなくなることです。
独立者を出せば育成ボーナスが得られる
本来であれば、自分のグループからの独立なんて誰も望まないと思います。
「せっかく自分で勧誘して育成してきたダウンがいなくなってしまう…」
「多くのメンバーがいなくなるから報酬も減ってしまう…」
といったネガティブなイメージがありますよね。
では、なぜこんな報酬プランを作ったのか?
実はダウンをブレイクアウェイ(独立)させた人には、リーダーを育成させた功績として育成ボーナスが発生するのです。
育成ボーナスには2種類あります。
育成ボーナス②つ
- オーバーライド方式:
1段目から独立したグループの売上の割合、2段目から独立したグループの売上の割合といったように分けられる - バスアップ方式:
独立したグループが成長するたび、そのグループが達成した売上に応じた一定の割合を「育成したお礼」としてボーナスで受け取る仕組み。
※各企業でどちらのシステムを取り入れているか、割合がどれくらいかがポイントになります。
このように独立が連鎖することで、会社も自分も周りのメンバーも相互に利益を得られるような仕組みとなってます。
ブレイクアウェイのメリット
組織が拡大すれば大きな報酬が期待できる
ネットワークビジネスは、多くの人が組織に参加することで報酬アップに繋がります。
どこの会社もどんな報酬プランであろうとそこは同じですが、そのなかでもブレイクアウェイは、特に大きな報酬が期待できる仕組みです。
ダウンを独立させることで更に大きな報酬がもらえる
リーダーとして多くのダウンを育成してブレイクアウェイ(独立)させることで、自分のグループの売上と独立させたグループからの売上げが報酬になります。
ブレイクアウェイを適用している会社で成功すると、普通に会社勤めで働いているのとは比べものにならない報酬が期待できます。
経営が長く続いていて安定した会社が多い
先ほども述べましたが、長く安定している会社がブレイクアウェイの報酬プランを適用している傾向にあります。
5年、10年と続く会社となるとさらに絞られ、限られた会社のみが生き残っていきます。
経営も長く安定している会社というのは、ネットワークビジネスの活動をスタートさせるうえで一つのポイントになるといえますね。
ブレイクアウェイのデメリット
タイトルの獲得と維持が大変【ノルマがツラい】
ブレイクアウェイは大きな報酬が期待できるプランですが、実はタイトル獲得のために厳しい条件を設けている会社が多いです。
報酬を得る、タイトルを獲得するためには、まずは自分自身がお世話になったリーダー、グループのもとから独立する必要があります。
そのため、報酬を得るまでに時間がかかってしまう傾向にあることは念頭に入れておかなければなりません。
タイトル獲得や維持が厳しいと、以下のようなことが懸念されます。
無理な買い込みが発生する可能性がある
タイトル獲得、維持のためには、ある程度の売上が必須となります。
そのため、売上の確保のために必要以上の製品を買い込むなんてことも。
ダウンに無理な買い込みを強要するようなグループで、どれだけの人がビジネス活動を続けられるでしょうか?
厳しいノルマは必然的に、組織の維持も難しくなることに繋がることもあります。
副業としてでは時間もお金も足りない場合がある
ブレイクアウェイでは成功するためには、まず自分自身がタイトルを獲得してブレイクアウェイ(独立)することが求められます。
そこまでたどり着くまでにも、厳しいノルマをクリアし続ける必要がありますが、独立後もダウンを育成し、独立させる必要があります。
ブレイクアウェイで稼ぐには、「プロ」としての意識が必要で、「副業として少しでも稼げればいい」くらいの気持ちでは、成功は難しいのかもしれません。
ダウンがブレイクアウェイ(独立)するデメリットが多い
報酬が一時的に減る
ダウンが自分と同じタイトルまで成長したら独立するのが、ブレイクアウェイの特徴です。
独立したグループからもボーナスとして報酬を獲得できるようにプランが設定されてますが、ダウン以下の人数までごっそりいなくなってしまうので、一時的に報酬が減ってしまいます。
たくさんのダウンを独立させることで大きな報酬につながりますが、月々の報酬が安定するまで報酬の振り幅は大きいかもしれません。
信頼のおける仲間を育成し続けなければならない
ネットワークビジネスは多くの仲間を作り、育て、共に歩んでいくことで組織が大きくなります。
仲間を心を込めて育て、自分と同じ志を持った人が次のメンバーを育てることで、強固で信頼ある組織が作られます。
しかし、成長したメンバーが独立することで、再度自分の組織を支える新たなメンバーを勧誘したり、育てる必要があります。
これまで共に歩んできた仲間が成長し、自分と同じタイトルまで上がってきたことは嬉しいことです。
喜ばしいことである反面、その仲間がいなくなるのは寂しいことであり、新しい人材確保や育成の負担も増えるのがデメリットと言えるでしょう。
ブレイクアウェイは大きく稼げるが成功するのは難しい
ここまでネットワークビジネスのブレイクアウェイとは?について解説してきました。
重要なポイントとしては以下の6つです。
- ブレイクアウェイの報酬プランはアムウェイなど老舗企業が取り入れていることが多い
- 製品を卸売価格で仕入れ定価で販売した差額が報酬となる
- 自分と同じタイトルを獲得したダウンは組織から独立(ブレイクアウェイ)して育成ボーナスが貰える
- 育成ボーナスで大きな報酬が期待できるが時間がかかる傾向にある
- ダウンが独立することで一時的に報酬が減る
- ノルマが厳しい傾向にある
ブレイクアウェイの報酬プランは、ネットワークビジネスの報酬プランのなかでも大きな報酬が期待できるプランです。
成功の最大のポイントは、ノルマをクリアし続けながらダウンを育成し、独立させつづける。
ブレイクアウェイは、副業感覚でネットワークビジネスをするには少しハードルが高い報酬プランかもしれませんが、採用している会社は安定している会社が多いのも事実です。
安定した会社でビジネスをするのも良いかもしれませんが、成功やリスクのことを考えるなら他の選択肢も考えてみても良いかもしれません。