ステアステップとはどんなプラン??
このように悩んでいませんか?
特に、ステアステッププランは仕組みが複雑のように感じますが、実際はとてもシンプルです。
この仕組みを理解すれば、「何をどうすれば収入が得られるのか」がクリアになり、ビジネスを効率的に進めるヒントが見えてきます。
もしこれからチャレンジしようとしている会社が、「ステアステップ」による報酬プランを取り入れているのなら、ぜひ参考にしてみてください。
この記事で分かるポイント
- ネットワークビジネスのステアステップの仕組み
- ステアステップのメリットやデメリット
- ステアステップはどのような人に向いているか
ステアステップとはシンプルな仕組みの報酬プランである
ステアステップは基本的に「代理店方式」という仕組みです。
ごく一般的な卸売業と同じ仕組みで、シンプルでわかりやすく、初心者でも理解しやすく取り組めるプランであるかと思います。
ブレイクアウェイについては、こちらを参考にどうぞ。
自分で仕入れて売るのが基本だけど紹介者(顧客)を獲得する必要がある
「代理店方式」で商品を仕入れて売るだけでは、一般の商売と変わらないのでは?
と感じるかと思いますが、ネットワークビジネスではこれだけではありません。
ネットワークビジネスにおける代理店方式では、まず自分自身で周りの人へ自社製品を紹介して顧客を獲得していきます。
さらに、代理店登録をしてくれる人を勧誘するネットワークビジネスの活動も行います。
自分の紹介で新たに代理店として登録した人を組織下に配置し、ともにビジネス活動をしていきます。
自分の下で代理店登録をしてくれた会員が製品を売ったり、新たに代理店登録者を勧誘していきます。
こうして組織を拡大していき、組織の会員が出した売上げ応じた差額が自分自身にも報酬として発生します。
図で表すと以下のようになります。
ステアアップでは、タイトルによって報酬が大きく左右され、高いタイトルを取ることでダウンからの収入を増やせる仕組みです。
図のように、自分の直下にいるダウンの売上の10%が報酬として、さらにそのダウンが勧誘したメンバー(自分から見ると2段目のダウンになります)の売上からは20%が報酬として発生します。
自分の直接紹介での登録者を増やすことで報酬に繋がるラインも増えていき、その人たちを育成していくことで縦にも横にも深く組織を伸ばすことができます。
タイトルを段階的に上げていくことが報酬アップに繋がるプランなので、それがステアアップという名前の由来になっているようです。
ステアステップはどんな会社が取り入れている?
ステアステップを報酬プランとして取り入れている会社をいくつかご紹介します。
- 三基商事
- ノエビア
- シャルレ
- ベルセレージュ
- タッパーウェアブランズ・ジャパン
- ジャパンライフ
- 高陽社
- 日建総本社
- ロイヤル化粧品
- ザ マイラ
- サミットインターナショナル
- シナリー
- アイビー化粧品
中井貴一さんの「ミキプルーン」で有名な、あの三基商事もステアステップを取り入れています。
こうして見ると、ネットワークビジネスの売上ランキングでも常に上位にランクインしていて、日本で長く続いていて安定している会社が多いです。
ステアアップの代理店方式は、ネットワークビジネスにおいても基本的な仕組みなので、今よりもネットワークビジネスがまだ珍しかった時代から、基盤を築きあげてきた感じですね。
ステアステップのメリット
組織やメンバーが拡大すれば大きな報酬が期待できる
ネットワークビジネスは多くの人が参入することで報酬に繋がります。
どこの会社もどんな報酬プランでも同じですが、多くの人が集まれば集まるほど、大きな報酬も期待できます。
ステアステップの場合は自分の売上げだけでなく、組織の売上げが分配されるところが普通の卸売業とは違います。
さらに、タイトルを獲得することで分配される還元率も上がっていきます。
たくさんのメンバーで組織を拡大、維持していけば、普通のサラリーマンとは比べものにならない高い報酬が期待できます。
報酬プランがシンプルで素人でもわかりやすい
ステアステップは商品を仕入れ販売価格で売る、非常にわかりやすい仕組みです。
「わかりやすい」ということは初めての人でもすぐ理解できますし、新規会員を勧誘する際にも説明がやりやすいというメリットがあります。
ステアステップは、ダウンの売上が自分のタイトルに応じて報酬として支払われるということで非常にシンプルなので、初心者でも安心して取り組めるかと思います。
ステアアップを採用している長く続く会社が多くて安心感がある
先ほども述べましたが、長く安定している会社がステアステップの報酬プランを採用している傾向にあります。
ネットワークビジネス業界では1年間に数百と新しい会社が立ち上がりますが、そのなかで生き残る会社はほんの数%と言われています。
日本はその傾向が特に顕著です。
せっかくネットワークビジネスへチャレンジしても、会社が潰れてしまっては本末転倒ですよね。
長く安定している会社というのは、ネットワークビジネスの活動をスタートさせるうえで一つのポイントになります。
ステアステップのデメリット
ランクアップ(昇進)のハードルが高い
ステアステッププランでは、次のランクに進むために厳しい条件が課されることが多いです。
例えば、昇進の条件に「チーム全体の売上目標」が含まれることが一般的です。
これには以下の課題があります
メンバーの活動量:
全員が同じペースで努力しないと、目標達成が困難になります。メンバーの入れ替わり:
新規メンバーを増やしても離脱する人が多い場合、安定した成果を出すのが難しい。
このように、個人の売上だけでなく、チーム全体の成果が必要な場合があります。
もし チームメンバーが成果を上げられない場合、自分も昇進できない可能性があるため、他人に依存したり過度な買い込みをする場合があるのが大きなデメリットです。
同じタイトルを獲得したダウンからは報酬が発生しない
ステアステップの場合、自分が育てたダウンが自分と同じタイトルを獲得すると、そのラインからの報酬が発生しなくなります。
自分と同じタイトルを獲得したダウンのラインですから、自分自身の報酬全体の割合からすると多くを占めている可能性がありますよね。
止まってしまった報酬を補填するためには、また新たに会員を勧誘し、育成しなければなりません。
しかし、ブレイクアウェイにおいても、ダウンを勧誘、育成し続けなければならない点はあまり変わっていません。
知られている老舗企業で成功を収めるには難しさがある
メリットの項目でも触れましたが、ステアステップを取り入れている会社はいずれも数十年と続いている、長く安定している会社が多いです。
ネットワークビジネスにおいて安定している会社というのは信用性に優れていますが、これからビジネスを始める人にとっては難しさにもなるのです。
三基商事、ノエビアといった老舗企業は今の時代とは違い、ネットワークビジネスが物珍しかったころに立ち上げ、一気に会員を増やして会社を大きくしました。
しかし、現在ではネットワークビジネスというビジネスモデルが広く認知され、参入障壁が低くなっている一方で、競争が激化しています。
そのため、すでに名前が知られている老舗企業で新たに成功を収めるには、
こうした状況が新規参入者にとっては難しい課題であり、デメリットと考えられます。
ステアステップは時代に適していない可能性もある
ここまでネットワークビジネスのステアステップとは?について解説してきました。
重要なポイントとしては以下の5つです。
- ステアステップの報酬プランは主に老舗企業が取り入れている
- 製品を卸売価格で仕入れ、定価で販売した差額で収益を得る代理店方式
- ダウンの売上からも報酬が発生し、タイトルが上がると報酬も上がる
- タイトル獲得や維持の条件が厳しい傾向にある
- 自分と同じタイトルを獲得したダウンラインからは報酬が止まる
シンプルな仕組みでわかりやすいのが、ステアステップの報酬プランです。
長く安定しているネットワークビジネス(MLM)の会社が取り入れていることが多いですが、これからビジネス活動を始める人にとっては少し難しいように思えます。
また、同じ代理店方式でも、ステアステップのデメリットを補うために、ブレイクアウェイの報酬プランを組み合わせている会社が多く見られます。
そのような環境でみっちりと実力をつければ、成功を収めることもできるでしょう。
これからネットワークビジネスの活動を始めようとしている場合、総合的な観点から考察して決断することが大切なポイントであると言えそうですね。