他のプランと何が違うのか教えてほしい!
ネットワークビジネスの報酬プランを調べていると、「ユニレベル」という言葉をよく目にしませんか?
初めて聞いたときは、
「どんな仕組みなのか」
「他のプランとどう違うのか」
言葉だけではイメージしにくいものですよね。
ユニレベルは、初心者でも分かりやすいシンプルさが魅力ですが、その特徴やメリット・デメリットを理解していないと、将来の組織運営に迷いが生じることもあります。
この記事を読み終わるころには、ユニレベルがどんな人に向いているのかがハッキリわかるはずなので、ぜひ最後まで読んでみてください!
この記事で分かるポイント
- ネットワークビジネスのユニレベルの仕組み
- ユニレベルのメリットやデメリット
- ユニレベルはどのような人に向いているか
ネットワークビジネスの「ユニレベル」とはどんな報酬プラン?
ユニレベルの仕組みは初心者向けで分かりやすい
ユニレベルはネットワークビジネス(MLM)の報酬プランのなかでも最も基本的なプランであり、初心者に向いている仕組みと言われています。
ユニレベルの「ユニ」とは、英語の意味で「単」や「1」という意味があり、自分を頂点としてその下にピラミッド型に組織を構築していきます。
自分が直接紹介した人を1段目といい、1段目の人が紹介した人を2段目、2段目の人が紹介した人を3段目、というように組織が作られていきます。
会員への報酬は、1段目の売上の○○パーセント、2段目の売上の○○パーセントというように、各段階で売上に対する還元率が定められていてます。
ユニレベルは他の報酬プランと比べても、非常にシンプルでわかりやすい仕組みとなっています。
直での紹介者の制限がない
ユニレベルは自分が直接紹介、登録するダウン(1段目)の制限がありません。
自分が直接紹介して登録者を増やせば、横に組織を拡げることができます。
ブレイクアウェイやステアステップも制限がありませんが、報酬に制限がかかったり、ダウンの組織が独立することもあるため常にフラットな状態とは言えません。
また、バイナリーでは自分の真下に2人の直紹介となっているため、縦に組織を大きくする仕組みになっています。(その代わり、バイナリーには「スピルオーバー」というダウンをつけてくれるシステムがあります)
ただし、横(新規登録者の獲得)だけでなく、縦(ダウンの教育)のどちらにも注力することが必要となります。
ユニレベルを取り入れている会社は?
ユニレベルを報酬プランとして適用している、ネットワークビジネス企業をいくつかご紹介します。
- フォーデイズ
- パートナーコ・モリンダジャパン
- ドテラジャパン
- ライフバンテージ
- TIENS JAPAN(ティエンズJAPAN)
- PMインターナショナル
2024年の日本ネットワークビジネスランキング、第4位のフォーデイズもユニレベルの報酬プランを採用しています。
その他にも、ランキング上位常連の会社もユニレベルを取り入れています。
こうしてみるとユニレベルを採用しているのは「1900年代中頃~2000年代後半にかけて設立された会社」という特徴があります。
それであるにも関わらず、ランキングに常にランクインしているということは、ユニレベルの報酬プランを適用している会社の確かな実力もうかがえます。
会社の実績のみで良し悪しを決めるものではありませんが、会社選びの一つの基準にしてもいいと私は思います。
ユニレベルのメリット
シンプルで分かりやすく公平である
ユニレベルはネットワークビジネスの報酬プランの中でも、初心者向けのシステムです。
そのため、非常にわかりやすい仕組みとなっています。
他の報酬プランでは還元率が変動したり、新規登録者を出しても条件が満たされてなければ報酬が発生しないこともあります。
対してユニレベルは、1段目の○○パーセント、2段目の○○パーセント、と還元率が定められていますので、初心者の人でも早く理解出来るかと思います。
報酬額の計算もしやすく、目標額を達成するための経路設定のイメージもつきやすいのはユニレベル最大のメリットです。
ポジションに左右されない
「ポジションに左右されない」という公平さがあるのも、ユニレベルならではのメリットです。
例えば、ステアステップやブレイクアウェイですと、自分が組織のどのポジションにいるかで、売上金額に対する還元率が変動します。
バイナリーにおいては、報酬のシステムにさほど不公平さはありませんが、実績ある人間に近いポジションかどうかが非常に重要です。
結果的にはどのポジションにいるかは報酬に関わりますし、取り組む姿勢も大きく異なることとなります。
不公平さが無いシステムであるからこそ普通の人にとっては納得しやすいですし、不平不満がないことは結果的に組織の維持、強化にも繋がってきます。
初期段階から報酬を得られやすい
繰り返しになりますが、ユニレベルは各段階毎に売上げに対しての還元率が定められており、還元率に基づき報酬が支払われます。
報酬条件等も、初期段階では設けられていない会社が多いです。
少ない金額でも結果が数字として表れることが大事で、始めたばかりの人が成功体験を得られやすいメリットがありますね。
ユニレベルのデメリット
ダウンの段数に制限がある
縦にも横にも組織を拡大出来るユニレベルですが、縦のラインには段数制限が設けられている会社がほとんどです。
そのため段数制限以降のラインでダウンが登録してくれたとしても、報酬に繋がらないデメリットがあります。
※有名どころのフォーデイズは8段目まで、ドテラジャパンは7段目といったところです。
また、実績やタイトル獲得に応じて段数制限が伸びていったり、登録したての段階では1段目しか報酬が発生しないなど、会社によって制度が異なります。
これらは各企業で異なりますので、説明を受ける時にはよく確認した方が良さそうですね。
他の報酬プランと比べて報酬額が低い場合がある
ユニレベルは他の報酬プラン(ブレイクアウェイやバイナリー)と比べるとタイトルの条件や維持、ボーナス獲得のためのノルマもない場合が多く安心できます。
しかしその反面、得られる報酬は低めの傾向にあります。
ユニレベルは、各段数(レベル)で還元率が定められているので、誰であっても一律の報酬となっています。
リスクが少ない分、他の報酬プランと比べると一気に報酬が跳ね上がるということはあまり期待できないでしょう。
すぐに報酬がもらえてリスクが少ないのはメリットですが、報酬も他のプランよりは低い場合もあるのがデメリットとも言えます。
深い階層のメンバー育成や組織を広げた場合の維持が困難
ユニレベルでは報酬が支払われる範囲が、平均で6~8階層程度に限定されているため、深い階層のメンバー(9段目以降)を育成しても直接の報酬にはつながりません。
この仕組みのため、上位メンバーは直接報酬を得られる範囲内での育成を優先しがちになり、結果として深い階層にいるメンバーの成長が遅れる傾向にあります。
一方で、このプランは幅広く直のダウンラインを作ることが推奨されますが、広がりすぎると一人一人のサポートが不十分になり、活動が停滞したり、離脱者が出る可能性が高まります。
ユニレベルプランはシンプルで取り組みやすい反面「深い階層のメンバーの育成」や「広がりの維持』が難しいのがデメリットです。
ユニレベルは初心者向けだけど稼ぐには実力が必要
ここまでネットワークビジネスのユニレベルとは?ついて考察してみました。
重要なポイントとしては以下の5つです。
- ユニレベルの報酬プランはシンプルで始めやすい
- 各段数で還元率が定められており、公平かつ安定的である
- 初期段階で報酬を得られすい半面、大きく稼ぐには時間がかかる傾向にある
- 基本的に階層(レベル)制限を設けている会社がほとんど
- ネットワークビジネスでは確かな実力が必要
ユニレベルはシンプルかつ公平でリスクが少ないため、誰でも参加しやすいメリットがあります。
また、降格やタイトル維持のための買い込みリスクもないので、ネットワークビジネス初心者や、副業として取り組むには、最も適しているプランだと感じます。
ただし、「ユニレベルの報酬プランの会社だから、少ない額でも安心して報酬が得られる」ということでもありません。
ゆえに、自分自身に確かな実力を養わなければなりません。
会社やグループの理念、製品、教育方法、環境、戦略、展開方法etc…
これらを総合的に見極め、確かな実力を養わせてくれる環境に身を置くことが成功の近道となるはずです。
会社やグループごとに特色は全く違うので、これからネットワークビジネスにチャレンジしようと考えている方は、『慎重な会社&紹介者選び』をすることが大切ですね。