結局どの収益化が自分に合うのか、ちゃんと比べたことがない。
そんなふうに、インフルエンサーとしてのマネタイズの次の一手に迷っていませんか?
「インフルエンサーのマネタイズ、案件以外だと何が現実的…?」
「自社商品とサロン、負担が重いのはどっちなんだろう…?」
「ネットワークビジネスって、実際のところどうなの…」
この記事では、PR案件・アフィリエイト・自分の商品・サロンやサブスク・ネットワークビジネスの5つを、同じ物差しで並べて比べました。
今回は、その×の中身まで同じ重さで書いていきます。
今回は、5つの収益化の弱点を、仮の数字も使いながら一つずつ比べていきます。
この記事を最後まで読めば、自分の世界観と生活に合う収益化の組み合わせと、始める順番が選べるようになるはずです。
この記事で分かるポイント
- 収益化の出口を比べる5つの物差しと早見表
- PR案件・アフィリエイトの良い点と止まりやすさ
- 自分の商品・サロンの利益と固定の負担
- ネットワークビジネスの仕組みと、組み合わせ方の例
インフルエンサーのマネタイズは5つの出口を比べて選ぶ

インフルエンサーのマネタイズは、大きく分けると5つの出口に整理できます。
PR案件、アフィリエイト、自分の商品、サロンやサブスク、そして紹介で収入が続くビジネス(いわゆるネットワークビジネス、MLM)です。
コラボ商品は自分の商品に、ライブ配信の投げ銭や講座・コンサルはサロンやサブスクに近い出口として考えましょう。
比べる前に決めておきたい5つの物差し
この記事では、次の5つで比べます。
- すぐにお金になるか
- 投稿を休んでも収入が続くか
- 取り分と、値段を決める主導権が自分にあるか
- 在庫や毎月の運営など、固定の負担があるか
- 世界観とファンとの関係を崩しにくいか
どれか一つが飛び抜けている出口ほど、ほかの物差しで弱点を抱えているものです。
全部の物差しで満点の出口はない、と最初に割り切っておくと、比べ方がぶれにくくなります。
収益化の出口ごとの向き不向き早見表
5つの出口を、5つの物差しで並べるとこうなります。
※スマホ画面で横スクロールできます
| 出口 | すぐ入る | 休んでも続く | 取り分・主導権 | 固定の負担 | 世界観の守りやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| PR案件 | ◎ | × | △(企業が決める) | ○(少ない) | △(合わない案件が混ざる) |
| アフィリエイト | ○ | △ | ×(料率が低い) | ◎(ほぼない) | ○ |
| 自分の商品 | △ | △〜○(リピート商品なら残りやすい) | ◎ | ×(開発・在庫) | △(品質や売れ残りへの対応が、そのままファンの評価になる) |
| サロン・サブスク | △ | △(休むと解約が増える) | ○ | ×(毎月の運営) | ○ |
| ネットワークビジネス | × | △(輪が育てばある程度続くが、放っておけば縮む) | ×(値段も報酬の率も会社が決める) | △(自己購入の条件がある会社も) | ×(誤解されやすい) |
◎や○が多い出口を選べばいい、という話ではありません。
自分がどの×なら受け入れられるかで、選ぶ出口は人によって変わってきます。
- 結婚や出産などで休む時期が近い:「休んでも続く」の列を先に見る
- まとまったお金を先に出したくない:「固定の負担」が軽い出口から考える
- 世界観を何より守りたい:「世界観の守りやすさ」が×の出口は慎重に
ネットワークビジネスを扱うこのブログでも、身内びいきはしません。表でいちばん×が多いのも、ネットワークビジネスです。
まずは一つずつ、×の中身まで見ていきましょう。
PR案件とアフィリエイトは始めやすいが止まりやすい収益化
インフルエンサーの多くが最初に手にするのが、PR案件とアフィリエイトです。
どちらも、自分で商品を持たずに始められるのが強み。
そのかわり、値段も料率も、決めるのは相手の側という形なので、止まりやすさを抱えています。
PR案件は早くお金になるが単価も本数も相手次第
PR案件のいちばんの良さは、依頼が決まればすぐにまとまったお金になることです。
一方で、単価も、依頼の数も、時期も、決めるのは企業の側。
同じジャンルの発信者が増えれば、条件は企業に有利になりやすくなります。
長く続くアンバサダーの契約が取れると収入の波は穏やかになりますが、期間が終われば、次の契約をまた一から探すことになります。
僕もコンサルをしていた頃は、依頼の数を決めるのはたいてい相手の側でした。
アフィリエイトは在庫なしだが紹介をやめると止まる
アフィリエイトの収入は、料率と承認率でほぼ決まります。
どちらも決めるのは広告を出す側で、自分で動かせるのは紹介する量くらい。
在庫も開発もいらない手軽さと引きかえに、紹介をやめれば収入も止まります。
僕もアフィリエイトをやっていましたが、紹介を続けている間しかお金にならない形でした。
向いているのは、日々の投稿の中で、使っているものを自然に紹介できる人。
紹介をやめると止まる形と、紹介した人の輪で続いていく形。その差を詳しく知りたい人は、こちらの比較記事にまとめてあります。
だからこそ、次の「残る収入」の出口と合わせて考える価値があります。
自分の商品とサロンは収入が残るが固定の負担を抱える

次は、自分で「売るもの」を持つ出口です。
自分の商品も、サロンやサブスクも、取り分が大きく、値段を自分で決められるのが強み。
その代わり、売れても売れなくても抱える、固定の負担があります。
自分の商品は利益が大きいが在庫と失敗のリスク
コスメやアパレルなど、自分のブランドを持つと、ファンとの関係がそのまま形になります。
利益率も高く、うまく回れば案件よりずっと大きな収入になる可能性もあるでしょう。
ただし、作るには開発費がかかり、最低限まとめて作る数(最低ロット)も決まっています。
売れ残れば、その分はそのまま在庫として手元に残ってしまう…。
予約販売や企業とのコラボ商品なら在庫は抑えられますが、そのぶん取り分は下がります。
僕も転売や輸入をやっていたので、仕入れたものが売れるまでお金が戻ってこない形は経験済み。
品質のばらつきや売れ残りへの対応は、そのままファンからの評価に返ってきます。
向いているのは、「この人が選ぶものなら買いたい」というファンがすでに厚く、売れ残りの負担を背負える人です。
サロンやサブスクは会員の満足を毎月つくり続ける
サロンやサブスクの収入は、会員の数より解約の率で決まります。
インスタのサブスクリプション機能のように、始める仕組みは整ってきました。
ただ、在庫がいらない代わりに、会員が満足する中身を毎月出し続ける必要があります。
つまり、在庫の代わりに「運営」という固定の負担を抱える形なんです。
投稿を休めば、収入より先に会員の満足が落ちていきます。
向いているのは、毎月話したいテーマが尽きず、ファンと深く関わること自体が楽しい人でしょう。
在庫も運営も、どちらも「売れる前から始まる負担」なんですよね。
ネットワークビジネスは影響力の収益化に向くのか正直に検証

最後の出口が、紹介で収入が続くビジネス、いわゆるネットワークビジネスです。
このブログはネットワークビジネスを扱うサイトなので、ここは正直に書いておきましょう。
向く人もいれば、はっきり向かない人もいる出口です。
愛用者と紹介者の輪の中で報酬が生まれる仕組み
ネットワークビジネスは、商品を愛用する人や、同じように紹介する人の輪をつくり、その輪の中で動いた売上の一部が報酬になる仕組みです。

在庫を抱えたり、商品を開発したりする必要はありません。
輪が育てば、自分が少し休んでも収入がある程度続く可能性があり、そこがアフィリエイトとの違いになります。
ただし、まとめ役が手を離したグループは、少しずつ縮んでいくのが普通です。
ファンが離れる・自己購入など見落としがちな弱点
一方で、ほかの出口にはない弱点もあります。
- 世間のイメージが悪く、名前を出すだけで身構える人がいる
- 製品の話の比率が上がるほど、保存とコメントが先に落ちる
- 毎月一定額の商品を、自分で買い続けることを求める会社もある
- 輪が育つまでに時間がかかり、人を育てる地味な手間も欠かせない
中でも発信者にとって重いのは、2つ目の「ファンの反応が先に落ちる」ことでしょう。
選ぶなら、見る数字と戻る線を先に決めておきましょう。
保存率とコメントの温度が、製品の話を混ぜたとたんに下がり始めたら、その時点で元の発信に戻す。
- 毎月の自己購入の条件があるか、いくらか
- SNSでの発信に、会社のルールや禁止事項があるか
- クーリングオフ(法律で決められた契約書面を受け取った日から20日間。商品を受け取ったのがそれより後なら、その日から)
- クーリングオフを過ぎても途中でやめることはでき、条件を満たす未使用の商品は返品できる(法律で決まっている)
こうした契約のルールは、僕も公的な案内(たとえば大阪府の中途解約の案内)で確かめてから書くようにしています。
- 向く:ファンとの関係が濃く、売り込まずに暮らしの延長で話せる人
- 向く:人の相談に乗ったり、育てたりする地味な仕事を苦にしない人
- 向かない:今月の生活費に困っていて、すぐにお金が必要な人
- 向かない:フォロワーに片っ端から声をかけたい人
関わっていることはプロフィールに書いておき、気になった人がDMをくれたら、そこで初めて詳しく話す、という順番です。広がるのは遅いですが、ファンとの関係は崩れにくくなります。
インフルエンサーのマネタイズの選び方についてよくある質問
取り分が大きい出口ほど在庫や運営などの負担も大きく、手軽な出口ほど止まりやすい、という関係があるからです。
どの弱点なら背負えるか、で選ぶほうが失敗しにくくなります。
一度にいくつも始めると、どれも中途半端になりやすく、本業の発信まで崩れかねません。
ただし、サロンは毎月の運営、ネットワークビジネスは人の輪を育てる手間と、会社によっては自己購入の条件があります。
在庫がない代わりに、別の負担を抱える形だと考えておきましょう。
投稿の中身は変えない、関わりはプロフィールで明かす、話すのはDMで聞いてきた人とだけ、と始める前に線を引いておくことが欠かせません。
その線を守れないなら、選ばないほうがいい出口です。
インフルエンサーのマネタイズは組み合わせと順番で決まる

早見表を横に見ると、×の付き方は出口ごとにまったく違いました。
すぐ入る出口は止まりやすく、残る出口は固定の負担を抱える。
だからこそ、インフルエンサーのマネタイズは「どれを選ぶか」より「どう組み合わせて、どの順番で始めるか」で決まります。
だから最初は小さく足して、3か月で見極めるくらいがちょうどいいでしょう。
| 組み合わせ | 向く人 | 最初の3か月で見る数字 |
|---|---|---|
| PR案件+アフィリエイト | 今の収入をまず守りたい人 | 紹介した商品の承認件数と料率 |
| PR案件+サロン | 毎月の運営が苦にならない人 | 入会数と、その月の解約の率 |
| PR案件+予約販売の小さな商品 | 在庫を最小にして試したい人 | 予約数と、2回目に買う人の割合 |
| PR案件+紹介型のビジネス | 人を育てる地味な仕事を苦にしない人 | 自分から聞きに来た人の数 |
僕が「止まりにくい柱」にこだわるのは、手を止めた途端に食べられなくなる経験を、何度もしてきたからです。
だからといって、一つの出口だけが正解だとは思っていません。
自分の世界観と生活に合う組み合わせを、自分の順番でつくっていく。
それが、影響力をいちばん長く活かせるやり方だと思います。
休む時期までに、休んでも崩れにくい出口を一本育てておく、という考え方ですね。
比べ方が決まれば、迷う時間はぐっと短くなります。
次は、組み合わせの表から、自分の状況にいちばん近い行を一つ選ぶところから。
選んだ出口が合わなければ、物差しに戻って選び直せばいいだけです。
無理な勧誘はしません。聞きたいことだけ聞いて、合わないと感じたら、そのまま離れてもらって大丈夫です。